No.112 ザビエル記念ホール クラシックギター演奏会

 2025年11月22日(土)

　好天に恵まれたこの日、宗像市名残地内のザビエル記念ホールで第3回前田剛志製作ギター展示・演奏会が開催されました。

　

　この無料の演奏会は、「NPO法人  宗像市の歴史文化遺産を守る会」の主催、「すみれの会」の共催によるもので、有馬信一・矢ヶ部輝明の両氏と特別ゲストの加藤優太氏が出演されました。午後2時から途中の休憩を挟んで4時過ぎまで、次のようなプログラムの曲がバンブーギターと通常のギターで奏でられました。矢ヶ部氏の解説によると、バンブーギターの音色に合った曲を選んだとのことでした。なお、加藤氏のソロは通常のギターで演奏されました。

　三氏による演奏は、70人を超える会場の人たちを魅了し、各演奏の終わりには大きな拍手が演奏者へ送られました。アンコール曲のバッハ「主よ、人の望みの喜びよ」が演奏されて盛会のうちに演奏会は終演となりました。素晴らしい演奏を聴かせていただいた三人のギタリストの皆さん、ありがとうございました。

　会場にはバンブーギターが展示されていて、演奏会終演後には数人のギターマニアがギターを手に取って感触や音を確認していました。バンブーギターは、高音域の音がクリアーという印象を受けました。

六弦精舎（前田バンブーギター工房）

　会場のザビエル記念ホールは、鹿児島市内で平成11年に3代目の聖堂が建てられる際に、解体された2代目の聖堂が関係有志の尽力で宗像市内で再建されたものです。響きが素晴らしく、いろいろな演奏会の会場として利用されています。